宇連ダム(新城市)のニュースをご覧になりましたか?
あそこは「豊川水系の貯留施設」として非常に重要なんですが、まとまった雨が少ないとすぐに底が見えてしまうので、地元では「愛知の砂漠」なんて呼ばれることもあるということを知りました。
現在の状況について、いくつかポイントを整理しつつ
できる節水の情報をまとめてみました。
そもそも、宇連ダムが現在ピンチの原因は?
そもそも原因は何でしょう?
これを機にダムに詳しくなっておきたいなと思ったので、専門的なデータや背景を交えて踏み込んでみることにします。
1. 「冬の降水量の少なさ」という季節要因
太平洋側(愛知県など)は冬に乾燥し、雨がほとんど降らないことが多いそうです。
ダムは、本来「秋までの雨」を蓄えて冬を越す仕組みですが、冬に雨が降らないことが多いので、毎日使う分だけ貯金(水)が減っていく一方になりますよね。
貯金を切り崩しているみたいな状況…。
特に今年の冬は、南岸低気圧によるまとまった雨や雪が宇連ダムの集水域(雨を集める範囲)にうまく降らなかったことが、じわじわと響いているそうです。
2. 「去年の梅雨・夏」からの負の連鎖
「去年そこまで雨降らなかったよね」
という感覚ってありませんでしたか?
昨年は線状降水帯による豪雨が各地でありましたが、これらは非常に局地的なものでした。
豊橋市街地で大雨が降っても、
山奥にある宇連ダム周辺に降らなければ貯水率は回復しません。
火がないところに消防車の水をまいても
消えないのと一緒ですよね。
あとは、
空梅雨に近い状態も原因だそう。
昨年は台風による一時的な増水はあったものの、長雨(しとしと長く降る雨)が少なく、山肌がしっかり保水できるほどの水分が得られませんでした。
そのため、地面が乾いていて、せっかく降った雨もダムに流れ込む前に地面に吸い込まれてしまう状況が続いてしまったことも原因です。
3. 宇連ダム特有の「宿命」
宇連ダムが他のダムより早く「砂漠」になってしまうのには、構造上の理由もあります。
「浅くて広い」形状: 宇連ダムは底が比較的浅く、水面が広いため、水位が下がるとすぐに広い範囲の地面(砂漠のような景色)が露出してしまいやすい。
豊橋市を含む東三河地域は、農業(キャベツなど)や工業が非常に盛んなため、水の消費スピードがもともと速いんですね。
水位が極端に下がると、かつてダムの底に沈んだ旧道の橋や、工事の跡、さらには立ち枯れた木々が姿を現します。その光景が茶褐色の地面と相まって、まさに砂漠のような荒涼とした景色に見える…という寸法でしょうか。
宇連ダムの最新の貯水率は?
例年と比べてみても、その差は歴然ですね…。

今後の懸念点
貯水率が数%まで落ち込むと、節水制限が段階的に強化されます。
-
農業への影響: 豊川用水を利用しているキャベツや電照菊などの農家さんには死活問題になります。
-
工業・生活への影響: 工場の稼働率を下げたり、家庭での水圧を下げたりといった対策が必要になることもあります。
宇連ダムが干上がると、セットで大島ダムなどの周辺ダムから必死に補給を行う「綱渡り」の運用が始まるので、関係者の方々は今かなりピリピリしている時期かもしれませんね。
どれだけテクノロジーが進化しても
自然というものの偉大さを痛感します。
私たちが当たり前に使っている蛇口の向こう側は、実はとても繊細な自然のバランスの上に成り立っているなと。
節水も大事ですし、
雨乞いしたい気分になります。
節水などは、個人でできることは工業や農業と比べたら少ないかもしれませんが、
自然に感謝しつつお風呂や洗濯、洗車などの頻度を考える機会として捉えていくしかありませんね。
あの広大な砂漠のような景色を見ると、便利さに慣れきってしまった私たちに、自然が「水は無限じゃないんだよ」と静かに教えてくれているような気さえしてきます。
家でも家庭菜園などしておりますが、
貯水タンクを使い、なんとかやりくりしております。
雨や雪が降ることを祈るばかりです。


コメント